自殺を止めてくれた猫
2017/07/08
米国ペンシルベニア州ピッツバーグのジョシュアさんは2001年アメリカ軍に参加し、その後イラクに送られました。
そこで大きな爆破に遭遇し脳に損傷を受けたのですが、一見目立つ外傷も無かったためしばらく駐留し2008年に帰国しました。
その後軽い記憶喪失など様々な精神的問題に直面し「自分はもうダメだ」と考えるようになり、自殺を考えるようになってしまいました。
ジョシュアさんはPCで遺書を書き最後の煙草を吸おうと外に出たときでした。
「子猫が一匹草むらから出てきて脚に絡みついてきました。何かしなくてはいけない、自分でも役に立つかもしれない」と思わせてくれたのでした。
ジョシュアさんは遺書を削除して、それ以来毎日やってくる猫、スカウトと名づけられました、はこの新しい人間のお友達からツナ缶をもらうのでした。
ある日スカウトは拾われたのか来なくなってしまい、それはジョシュアさんをガッカリさせたのですが、自分の心を既に取り戻していた彼は幼馴染のベッキーとも婚約して、幸せな人生をスカウトのお蔭でおくれる事が出来るようになっていました。
運命とは不思議なもので、ジョシュアさん夫妻がある猫の里親会に行った時に見かけたのが、なんとスカウトでした!
すぐに連れて帰る事を決めてスカウトと2人は楽しく暮らし始めたのでした。
その後2011年にスカウトは残念ながら白血病の診断を下され、ほどなくして亡くなってしまいました。
しかしその経験を元に今ではジョシュアさんは退役軍人の心のケアに従事しています。
丁度スカウトが彼を助けてくれたように。